2000年度化学の基礎 授業評価


 全学で行われた「学生による授業評価アンケート」と同じ形式で行った授業評価の結果です(今回,大学側に報告したのは物理化学I, II)。
 回答者数は37名。評価値は高い方から5,4,3,2,1となっております。

I あなた自身について

問1評価結果あなたはこの授業によく出席しましたか。               
問2評価結果あなたはこの授業に意欲的に取り組みましたか。

 

II 授業の内容について

問3評価結果授業内容はシラバスに示された主題や目的に沿っていたと思いますか。
問4評価結果授業の内容に興味を持つことが出来ましたか。
問5評価結果授業の内容は分かりやすかったですか。
問6評価結果授業の進度及び毎回の授業における時間配分は適切であったと思いますか。
問7評価結果授業内容はあなたの将来の進路あるいは人生にとって役立つと思いましたか。

III 授業担当者の授業方法や態度について

問8評価結果授業担当者の授業に対する意欲・熱意を感じましたか。
問9評価結果授業担当者は授業内容をよく準備し理解させる努力をしていたと思いますか。
問10評価結果授業担当者の話し方は明瞭で聞き取りやすかったですか。
問11評価結果補助教材・資料(板書やテキスト・プリント等)は,授業の理解を助けるように工夫されていたと思いますか。
問12評価結果授業担当者は学生が質問したり,意見を述べたりできるような配慮をしていましたか。
問13評価結果授業担当者は一人ひとりの学生に対して公平に接していましたか。

IV 全体的感想

問14評価結果この授業で新しい知識・技能を獲得することができたと思いますか。
問15評価結果 この授業は全体として満足できるものでしたか。

各質問項目の評価平均値

評価平均値

 なお,全項目の平均値は4.28でした。


この授業に関して自由に記述してください。


教官による自己評価

 上の評価結果・自由記述をもとに,本授業についての自己評価を行ってみたいと思います。なお,本授業の目的・授業内容についてはこちらのシラバスをご覧下さい。

 はじめに,私が本授業で工夫した点を説明したいと思います。以下の工夫の背景には,私の,「教養科目」である本授業の受講生一般に対する次のような認識があります。

 このような認識のもと,授業では次のような工夫を行いました。

 第1点目の工夫は,授業のレベルの問題です。授業にあたっては,ブロードなスペクトル中のどのレベルの学生を想定して授業内容を構築するのか,という問題がまず生じます。私は,スペクトル中の最も強度が高いであろう「平均レベル」の学生であれば努力すればついてくることができる程度に授業のレベルを設定しました。ただし,一コマの授業中でも内容にはメリハリをつけて,「どの学生もついてこられるが,レベルの高い学生には少し易しい内容」「レベルの高い学生も満足できるやや程度の高い内容」といったように,一応どの学生でも理解できる部分を設けるようにしました。

 第2点目の工夫は,授業で扱う題材は可能な限り「我々の身近にある自然現象」とし,そこに潜んでいる“化学”を明らかにするような授業展開とした事です。「空気」「水」「火」「環境」「宇宙」といったキーワードから,化学に切り込んでいきました。こうすることで,「化学の専門的内容に興味がない」モチベーションの低い学生でも,授業内容に対する興味をできるだけ持続させるように致しました。

 第3点目の工夫は,教科書の他,OHPを使って豊富な資料を提示するプレゼンテーションの工夫を行った事です。場合によっては,カラーで綺麗な画像も見せ,できるだけ受講生の興味を引きつけるようにしました。さらに,これらOHPで見せた資料は縮小印刷して毎回受講生に配布しました。

 第4点目の工夫は,授業内容に関わる「演示実験」を多く見せるようにした点です。これにより,「化学は暗記」という間違った印象を払拭するよう務めるとともに,「体験的に分かる」ようにしました。

 以上のような工夫のもと授業を半年間行った結果の学生からの評価が上にあるものです。全項目の評価平均値は4.28ですので,一応「ひどい授業」にはなっていないものと思われます。ただし,問6「授業の進度及び毎回の授業における時間配分は適切であったと思いますか」と,問12「授業担当者は学生が質問したり,意見を述べたりできるような配慮をしていましたか」とについては,他項目よりやや評価が低いので,次年度の授業では改善したいと思います。

 問6に関しては,私本人も時間配分が問題だと認識しております。どういうことかというと,授業の最後で時間切れになり,最後の説明を端折ってしまうことが度々あったという事です。あまり内容を欲張りすぎずにポイントを絞って授業を行う必要がありそうです。

 問12に関しては,受講生との「対話」をもう少し増やして授業を進めて行く必要があると認識しています。