北海道教育大学教育学部札幌校理科教育講座化学教室物理化学

    物理化学実験
お知らせ

2017年度の授業は4月13日(木)から開始です。

2017年4月11日更新

はじめに

 化学実験Iでは、主に、基本的な物理化学的内容についての実験を行う。取り上げた内容はいずれも化学の最も基本となる内容である。この実験では、実験操作をただ行うのではなく、可能な限り予め実験結果を予測し(仮説を立て),その仮説が正しいかどうかを自分が実験して得たデータ(客観的事実)をもとに考察することを忘れないでほしい。

担当 田口 哲 (2017年4月11日更新)

留意事項

  1. すべての実験は,基本的に,二人一組で行う。

     

  2. 実験は1週につき1テーマを行う。ただし、「鉛-錫合金系の相図作成」と「溶液の密度と部分モル容積」については時間がかかるので二週に分けておこなう。

     

  3. 実験装置数の都合上、複数のグループが同じテーマを同時進行することができない。「溶液の密度と部分モル容積」「水-エタノール混合溶液の粘度測定」は続けて行うこと。前者の実験で得られたデータを使って後者の実験結果を解析する。

     

  4. On-Lineテキストから実験テキストを各自ダウンロードし,実験前に必ず予習をしておくこと。予習は実験方法に目を通すだけでなく、理論・測定原理も理解しておくこと。予習をしなければ実験する意味がほとんどない。後にも述べるが予習に際しては附属図書館の物理化学関係の図書を利用すること。

     

  5. 実験ノートを準備すること。ノートは見開きで使用し,左側のページには予習事項を,右側のページには実験中の観察記録・データ記録・考察などを記入する。詳細は,熊本大学理学部物質科学科のWebサイト化学実験の指針を参照のこと。

     

  6. 実験を行う前に,黒板を使って,30分程度,実験の目的・理論・実験方法などについて皆さん自身に説明してもらう。特に重点的に質問する内容は,左のコンテンツ中の「質問事項」に掲載してあるので,その内容には答えられるように準備をしておくこと

     

  7. 欠席は認めない。病気等によりどうしても出席できない場合は,共同実験者に連絡すると共に,速やかに教員に相談すること。

     

  8. レポートは,コンピュータ(ワープロ)で作成し紙に印刷したものを直接教官に提出しなさい。手書きのレポートはやめてほしい。ただし,グラフをコンピュータを使って書いて直線の傾きを出すときは有効数字に注意すること(一桁の傾きで出す学生がいる)!実験終了後の翌週の実験の時間までに必ず提出すること。こちらがやむを得ないと判断する理由が無い限り,〆切を過ぎたレポートは受け取らない。

     

  9. レポートには、 実験題目・実験者名・共同実験者名・実験日・目的(要旨・原理)実験装置および試薬・実験方法・実験結果・考察・(感想)・参考/引用文献を含めること(レポートの書き方参照)。共同実験者とまるっきり同じレポートにはならないはずである。自分の言葉でまとめること。また、レポートは実験データのみを記入するのでなく、得られたデータからどのようにして目的の物理量を決定したのかを論述すること(正しい日本語で論理的にわかりやすく説明すること)。熊本大学理学部物質科学科のWebサイト化学実験の指針も参考のこと。参考/引用文献は“本”をひくこと(Wikipedia等のインターネット上のものは学術論文を除き認めない)。物理化学関係の基本的図書やデータブックは,本学附属図書館に揃えてある。これを機会に図書館に通う習慣を身につけること。

     

  10. けが・事故等の予防につとめること。強酸・強アルカリ性溶液の使用の際は、保護目がねを着用し、特に取り扱いに注意すること。特に、アルカリ性溶液を目に入れた場合は、場合によっては失明の恐れもある。また、加熱にバーナーを使う場合があるので、燃えやすいものを火のそばに置かないこと。消火器・安全シャワーの位置を確認しておくこと。もし、事故が起こってしまった場合は慌てず周りの人に助けを求めること。金属イオンを含む廃液は廃液タンクに捨て、流しに絶対に捨ててはならない。